寮務主事挨拶
寮務主事 荒川 裕紀
本校の学生寮には現在、北海道から沖縄、さらに世界の国々から集った、240名近い学生が共同生活を送っています。私は寮内を少し歩くだけでも、「世界から明石に若人が集っている」ということを実感します。まさに潮寮は貴重な10代から20代の期間を共に過ごす、共生の場となっています。
様々な国や地域、そして年齢も様々な人々が共同生活をしている訳ですので、寮内では様々な決まりがあります。その決まりを遵守した上で、学生の本分である学業に寮生同士が切磋琢磨し、心の通じ合える一生の仲間を大いに作っていって下さい。
人が社会において生きていくために大切なものは、自らの信念の上に、自身が磨いた知識と知恵、そしてネットワークだと私は考えています。寮内で多彩・多才な仲間たちと、お互いの多様性を認め合いながら共生し、共に育って欲しい。その繋がりが社会に出てからは、様々な場面において相互が共助し、結果として素晴らしい社会を創り上げることだと思います。寮生の一人一人が自覚とプライドを持って、明石高専・潮寮の素晴らしさを世界に伝えていって欲しいのです。
本校では、国内外で実施される様々なプロジェクトや卓越した講義、実習が多数用意されています。寮生の皆さん、是非それらに真摯に向き合い、自ら率先して動いていって欲しい。この社会全体が皆さんに期待しています。この潮寮で、各人が青春を謳歌し、かけがえのない時間を大いに満喫されんことを望みます。